とある笛吹きEmiの日常

リコーダー、フラウト・トラヴェルソ奏者 中島恵美の日常のブログです。

中世の音楽

今日は良い天気!

 

今日もレッスンや練習をしつつ、28日の新潟での演奏会の方のリハーサルをしました。

主にはゴシック・ハープとバロック・ハープで12世紀から17世紀までの音楽を追っていく演奏会ですが、私も数曲演奏します。

 

G. de マショーの曲も演奏するのですが、ひとえに中世の音楽と言っても、最初の方の12世紀のカリクストゥス写本の曲を聴いてから14世紀のマショーを演奏すると、かなり新しい音楽だな、という感覚がします。

 

↑カリクストゥス写本の楽譜。

 

リヨンの高等音楽院古楽科の第1課程に入ると、必修でこれよりもさらに古い、まだ音高を表す五線のような線すら発明されていなかった時代の音楽から始まり、1年かけてようやくマショーにたどり着くくらいのことを歌って実践しながら勉強するので、こちらの楽譜ですら画期的に見えた記憶があります。

 

当時はフランス人がフランス語で授業を聞いても「分からん」と言っていたものを、言葉すらよくわかってない私がぱっと理解できるはずもなく、1年先に授業を受けていた夫に尋ねたり、フランス人の同級生の子たちと自主練で一緒に歌ったりして何とかついて行っていたのも、今では良い思い出です。

 

演奏会の中でも解説がありますので、是非聴き比べてみて下さい!

 

(演奏会詳細はこちらをご覧下さい↓)

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