とある笛吹きEmiの日常

リコーダー、フラウト・トラヴェルソ奏者 中島恵美の日常のブログです。

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今日は講座を受講してきました。

桒形亜樹子先生による、アガッツァーリAgazzali『低音上での全ての楽器の演奏と、その合奏時における使用法について』でした。

 

 

先生によって邦訳がされたとのことで、その訳を見ながらの解説と、実際に書かれたように通奏低音を付けるとどうなるか、というレクチャーでした。

このアガッツァーリの著書は、現存する通奏低音のための初の教則本と言われていますが、表紙には「すべての楽器のための」と書かれており、ただ単に和音を弾くチェンバロやオルガンの通奏低音の話だけではなく、ヴァイオリンなどの旋律楽器でもできることがある、ということを示唆する一冊でもあります。

この教則本のことは掻い摘んでしか知らなかったので、先生の分かりやすい邦訳と今日の講座で、お陰様で全体をしっかり理解することができました。

 

藝大時代に受講していた、桒形先生の古楽ソルフェージュの授業が懐かしかったです。あの頃は理解できていなかったことが幾つもありますが、今日の講座でのお話はどれも問題なく理解できるようになっており、我ながら成長したなーと思います。

分かることも増えた分、それに伴って知らないこともさらに増えていますが、それもこの分野の面白い部分だと思います!また地道に勉強していきます!