とある笛吹きEmiの日常

リコーダー、フラウト・トラヴェルソ奏者 中島恵美の日常のブログです。

《ラ・ペッレグリーナ》のインテルメディオ

昨日に引き続き、今日もまた演奏会に出かけて来ました。

 

古楽アンサンブル エクス・ノーヴォの公演「《ラ・ペッレグリーナ》のインテルメディオ」です。

 

インテルメディオはイタリアで始まった習慣で、喜劇などの舞台作品の幕間の「休憩」時間に行われたちょっとした演奏や寸劇だったそうです。時代が進むにつれその規模が大きくなり、その流れの中で今回の作品のようなものが作られたようです。インテルメディオという単語はなんとなく聞いたことがありましたが、しっかり生演奏を聴くのは今日が初めてだったと思います。

 

歌と合唱ももちろん素晴らしかったですが、珍しい楽器編成で、そちらもとても面白かったです!弦楽器はヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバやハープ、ギター、リュートのみならず、リラ・ダ・ブラッチョ、リローネといった普段あまり使われているのを見ない楽器も。そして管楽器はコルネット、サックバットのアンサンブル。とても優雅な響きでした。

 

そしてプログラムの解説も、曲のことだけでなく、当時の時代背景のことまでとても詳しく説明して下さっていて、有難かったです。

 

今日の作品も、時代は似ていてもモンテヴェルディとかとはまた違った作風で、興味深かったです。この作品もそうですが、古楽にはほぼ無限にレパートリーがあるので、未だにこうした知られざる作品に色々出会えて楽しいです!