とある笛吹きEmiの日常

リコーダー、フラウト・トラヴェルソ奏者 中島恵美の日常のブログです。

昨日のこと

今日は晴れたり曇ったり。

 

昨日の演奏会のことを昨日書ききれなかったのでもう少し。

普段の演奏会ではなかなか経験できないこと尽くめで、個人的にも色々勉強になりました。

 

まず使用していたオルガンは、横田宗隆さんによる、「組立式構造学習オルガン」でした。

 

オルガンを分解して組み立てるワークショップにも使われているそうで、そういう名前がついているそうです。

17世紀ドイツの楽器がモデルのようで、現代のオルガンは電動モーターで空気を送るものが多いですが、こちらは昔ながらの手動のふいご(写真の右手のじゃばら)で空気を送っています。(このふいごは錘もついていて、何度も繰り返し持ち上げるのが結構大変そうでした!)

 

プログラムではJ. K. ケルルの「かっこう」も演奏しました。出だしはリコーダーでカッコウ鳥の部分を弾きましたが、途中からこちらの水笛に。

 

中に水を入れると、普通は息を入れるだけでぴよぴよ音がするはずなのですが、なんだかうまく行かなかったので、タンギングや息で水笛で鳥の鳴き声みたいな音を作ることにしました。(結果的にこちらの方が本物の鳥っぽい音になりました!)

 

後はプレトリウスのブレ。こちらはオルガンとの音色的にソプラニーノ・リコーダーの音域で演奏しようとなったのですが、オルガンのピッチが415Hzだったのに対し、持っているソプラニーノが半音上の440Hzのものしかなく、この1曲のために楽器を借りるほどでもなかったので、実は半音下げて演奏していました。

そこまで指は難しくなかったのですが、普段調号の多い曲がほとんど無いので、シャープが6つついた状態なのはさすがに冷や冷やしました。。。

 

そんな感じで初めてのオルガンに、水笛に、半音下げに、色々と挑戦出来て、個人的にも面白い会でした!