とある笛吹きEmiの日常

リコーダー、フラウト・トラヴェルソ奏者 中島恵美の日常のブログです。

暑い日々の思い出

関東は今日も暑かったですね!この後もしばらく暑い日が続きそうな天気予報です。

 

暑い日に部屋で冷房に当たりながら思い出すのは、フランスで過ごしていた夏の日々です。

フランスの大抵のアパートには、冷房が付いていませんでした。私の住んでいた部屋にも、例外なく冷房は付いていませんでした。

 

「そうは言っても日本と違って乾燥してるから、冷房が要るほど暑くないでしょ。」

と思われるかもしれませんし、私も最初はそう思っていました。

 

夏は普通に、冷房がないと辛いくらいには暑いです。

 

乾燥している分、気温も上がりやすく、室温が30度を超えるのはざらです。湿度が無くても28度超えたら、日陰だろうと室内だろうと普通に暑いと感じますし、汗ばみます。

 

雨が降ると割と気温が下がりますが、乾燥した気候ではあまりそれもありません。なので数日間晴れが続くと、室温が30度以下に下がらない日が続き、夜も寝苦しかったです。。。(石造りの古い家だと多少マシみたいですが、それでも暑いというのを聞きました。)

 

どうやって耐えていたかというと、扇風機です。部屋にいる時にはそれしかありません(笑)ペットボトルの水を凍らせて何とかとか、色々工夫しましたが、結局あまり効果もなくどうにもならないので、扇風機しかありません!あとは濡れたタオルを首にかけるとか、冷たいシャワーを浴びるとか・・・出来るのはせいぜいそのくらいです。

 

さすがに暑い自室にずっと籠るのはきつかったので、学校が開いている日は冷房の効いた部屋を取り、(古楽科の一部の部屋だけチェンバロ保護のために冷房が効いていました)居られるだけそこで過ごしたり、特に用もなく冷房の効いたショッピングセンターに行ったり、プールに行ったりして涼を取って凌いでいました。

 

最後の5年目の夏だけは今までにない酷暑とコロナで学校や人の多い場所に入れない事態になり、涼を取る手段が無くなってしまいました。そんな時初めて小型冷房が売られてるのを見つけたので、迷わず買って使いました。だいぶ快適でしたね。(帰国するときに友人に譲りました。)

 

こうして長らく過ごしていたので、家でもどこでも冷房が効いている日本はとっても快適に感じます。もちろんフランスで好きなことは沢山ありますが、冷房の無い夏はもう勘弁してほしいかな~という感じです。